友人の子のベビーシッターをした

友人の子のベビーシッターをした。

友人の子を短時間お世話しただけなので、ベビーシッターをした、と胸を張って言えるようなことではない。でも、これも小さな成果だと思う。一応報告しておく。

お世話した時間

とある日曜日、午前11時から夕方6時までお世話した。

コース

コースは以下の通り。

  1. JR
  2. 日暮里舎人ライナー
  3. 見沼代親水公園
  4. 都電荒川線
  5. 都電早稲田駅

当日の様子

受け取り

午前11時、子どもを受け取った。仮名だが、たっくんと呼ぶことにする。

たっくんを受け取る

たっくんを受け取る

たっくんは5歳。保育園児である。たっくんのお世話をするのは、これで3回目くらいだ。

たっくんは、私をヨドバシさんと呼ぶ。

私の名前はドバシだが、たっくんと私が初めて会ったのが秋葉原のヨドバシカメラのカフェだったのだ。たっくんは混乱し、私をヨドバシさんと呼ぶようになった。

今は、私の本名がドバシであることを彼は理解している。でも、今も私をヨドバシさんと呼ぶ。多少、親愛の情があるのだと思う。そう考えると嬉しい。

バスに乗る

バスに乗って駅へ。バスはかなり混んでいた。
「ヨドバシさん、黄色のロープに触っちゃダメだよ」
と教えてくれた。

バスに乗るたっくん

バスに乗るたっくん

JR駅へ

バスを降りてJRの駅へ向かう。手を繋いで歩いた。手を繋いでくれるのは気持ちとしても嬉しいし、安全確保の意味でも気分がラクである。

手をつなぐ

手をつなぐ

JRの電車に乗った。「ヨドバシさん、黄色い電車は何線かわかる?」と聞かれた。たっくんは電車がとても好きだ。黄色い電車が総武線であることを、彼は理解している。私にクイズを出しているのだ。

「総武線でしょ?」と私は答えた。たっくんは嬉しそうに「せいかい~!」と言った。

日暮里舎人ライナー

日暮里駅から、日暮里舎人ライナーに乗る。日暮里舎人ライナーは、ベビーシッターに最適の路線だ。

日暮里舎人ライナーは、かなり高い位置を走る。だから見晴らしが良いのだ。
この写真は、日暮里舎人ライナーの車内から撮ったものだ。地上の道路の上に橋があり、その上に首都高が走っている。そして、日暮里舎人ライナーはその上を走っているわけだ。こういう感じで、ずっと高い位置から街を見渡せる。

日暮里舎人ライナーの見晴らし

日暮里舎人ライナーの見晴らし

路線もレールではないので、子どもには興味深く見てもらえる。

線路じゃないんだよ

線路じゃないんだよ

見沼代親水公園

日暮里舎人ライナーの終点駅は、見沼代親水公園駅という。足立区の北のはずれにある細長い公園だ。

駅に名前がついているけど、大きな公園ってわけではない。たまたまそこにあったから名前が採用されたのだと思う。

走り回るたっくん。

傘を振り回しながら走るたっくん

傘を振り回しながら走るたっくん

たっくんは公園が好きな子だ。遊具が好きなわけでもなく、広い場所が好きらしい。この見沼代親水公園は広くはないけれど、走り回れる程度の道幅はある。楽しんでくれたようだ。

1時間ほど遊んだあと、日暮里舎人ライナーで同じ路線を戻った。先頭車両は眺めが良いので、子どもにとても人気だ。他の子連れさんが来たので、並んで座ってもらった。

並んで座るたっくん

並んで座るたっくん

都電荒川線(さくらトラム)

熊野前駅で都電荒川線に乗り換え。

都電荒川線に乗り換え

都電荒川線に乗り換え

意外と知らない人もいるかもしれないが、東京には、まだ路面電車が残っている。それがこの都電荒川線だ。最近、さくらトラムという愛称がついた。

路面電車なので、駅といってもすごく小規模だ。屋根があるだけ。バス停みたいなものだ。

都電荒川線 熊野前駅

都電荒川線 熊野前駅

電車は1両編成だ。この電車に乗り、早稲田へ。

都電荒川線の車両

都電荒川線の車両

ちなみに、この都電荒川線はとても遅い。三ノ輪橋から早稲田までの12kmほどの路線を、50分もかけてガタゴトと走る。駅数は30駅。全て各駅停車だ。

12kmというと、東京から赤羽くらいの距離だ。東京から赤羽なら、上野東京ラインに乗れば15分ほどで着いてしまう。それと同じ距離を50分もかけて走るのだ。

この遅さは、私のように手軽に子どもに喜んで欲しい人にはとてもありがたい。子どもにはゆっくりとこの小さい電車を味わってもらえる。しかも電車の中なので、とても安全に過ごせる。道路を歩いて散歩するより安心だ。

早稲田着

早稲田駅に到着。

早稲田駅に到着

駅の近くのカフェでたっくんの親と待ち合わせた。甘いものを食べながら10分ほど待ち、引き渡した。別れ際に、また遊ぼうね、とたっくんに言った。たっくんは、うん、また乗りに行こう、と言った。次も同じコースを辿ることになりそうだ。

甘いものを食べながら待つ

お得情報

そういうわけで、今回は主に電車に乗りながらゆっくりと過ごした。なお、今回は「都営まるごときっぷ」という1日乗車券を買った。これを買うと、都営地下鉄、都営バス、日暮里舎人ライナー、都電荒川線を全て1日乗り放題になるのだ。

値段は700円。日暮里舎人ライナーを日暮里から見沼代親水公園まで行くと、大人運賃は片道329円だ。往復すると700円弱。その他に都電荒川線と都バスに乗る予定があれば、だいぶお得になる。

今回のこのルートは、小さい子と過ごす際の私の鉄板ルートである。電車の中で多くの時間を過ごすことになるので、とても安全だ。保護者としても、たぶんかなり気が楽だろう。ぜひマネして頂きたい。

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